頭痛外来

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頭痛外来(神経内科)について

頭痛にはいくつかの種類がありますが、多くの頭痛の方で困っている病気は習慣性頭痛です。習慣性頭痛という場合は同様な頭痛が期間をおいて何回も起きたり、数ヶ月に及ぶ頭痛があるような場合です。基本的に中学生(早い場合には小学生)くらいから始まっていることが多いです。
習慣性頭痛には「片頭痛」「群発頭痛」「筋緊張性頭痛」の大きく分けて3つあります。

片頭痛

症状

習慣性頭痛の中でもっとも良く知られた頭痛です。目の前に光が走ったり、黒い点が見えたりしてそのあと吐き気を伴うくらいの頭痛がおきます。拍動性です。多くは片側ですが、両側であることもあります。女性に多い病気ですが、男性にもあります。閉経後の女性で片頭痛を訴える方はすくないです。頻度的には習慣性頭痛の約30%くらいかと思います。

発作中は暗い中で静かにしていることを好みます。匂いや音、光に敏感になり、それらによって誘発されることもあります。
頭痛が続くのはせいぜい1-3日です。発作がおさまると頭痛はおきていないので、生活上の制限がなくなります。片側だけに頭痛があるので片頭痛と思っている方も多いので、一度しっかりした診察を受けて適切な治療をしたほうがよいと思います。

原因

ストレスが急にかかったり、がストレスから開放されたりすることで片頭痛を起こすことが多いようです。たとえば休日はストレスから開放されているので、天気が良い日などは遊びに行きたくなることも多い、こんなときに頭痛で寝ていたりするなどです。

原因とメカニズムはまだはっきりわかっていません。顎が小さい人に多いといわれています。

治療薬

今までは薬がなかったのですが、トリプタン系薬剤を使うことで劇的に治療できるようになりました。一般の内科医で使用経験の少ない場合は診断のための問診がうまくいかなかったり、処方のかたよりがあったりしますが、そねクリニックでは頭痛外来として片頭痛を多数拝見しております。

片頭痛は頭痛フリーの時間が長くなればなるほど頭痛が起きにくくなります。トリプタン系薬剤はそのような効果が期待されているので、頭痛が起きたらすぐに服薬することをお勧めします。なお前兆のときに服薬しても予防効果はないようです。服薬時期が遅くなると効き目が十分でない場合もありますが、頭痛の時間的長さは短くなるようです。

予防方法

予防はストレス管理に尽きます。片頭痛予防薬もありますが、ストレス管理によって片頭痛はかなり減らすことができます。職場環境などを適切にすることが片頭痛予防に効果的であることが多いです。

群発頭痛

症状

眼の奥がえぐられるように痛く、顎まで痛いこともあります。
頭痛は数日か数週間、数ヶ月に及ぶこともあります。その間に毎日同じような時刻に起こります。明け方に多いです。1回の発作は十数分から1,2時間で、眼が充血したり、鼻閉になったりします。

三叉神経痛(顔面神経痛という人もいるが顔面神経には知覚神経はないので正確には三叉神経痛)に類似しているが、三叉神経領域の顔面表面の知覚過敏があり、痛みも激痛が数十秒であることなどにより鑑別ができることが多いです。

原因

アルコールによって引き起こされることが多く、群発頭痛の人はアルコールは極力避ける傾向にありますが、原因やメカニズムははっきりしていません。

治療薬

治療薬はないのですが、ある種のトリプタン製剤で効果があることが知られています。

筋緊張性頭痛

症状

頻度的に習慣性頭痛の約70%くらいが筋緊張性頭痛です。
徐々にだらだらと頭痛となります。前兆などはありません。左右両側性であることが多く、コメカミの痛みがあり、これが片頭痛と間違えられたりします。頭を締め付けられるとか、ヘルメットをかぶったようだとかという表現で痛みを表す人が多いです。

作業環境に依存することが多いので、午後などに多く発生します。労働時以外には発生しないことも多いです。
肩こりを伴うことが多いことが特徴です。

片頭痛を合併していることも多いので、頭痛にも種類があるかどうか尋ねることも必要です。中には高血圧のために後頭部痛がひどく、それで筋緊張性頭痛と間違われるケースもあります。時に頚椎症のために頭痛がある場合もあります。

治療薬

治療薬は筋弛緩薬や葛根湯が効くことが多いですが、全員に効くわけではありません。高血圧を治療すると改善する場合もあるので、血圧測定が必要になります。

対処方法

ストレス回避や作業環境の改善が奏功することも大変多いので、それらへの配慮も必要でしょう。