お知らせ ( 2007年10月 の記事 )

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2007年10月11日(木)

プロフェッショナル2

先日、プロフェッショナルにてブログを書いたところ、コメントを頂戴しました。ありがとうございます。

私は日本に何千人もいる内科学会認定専門医の一人です。昨年まで内科専門会というのがあって、その中にプロフェッショナル委員会というのが設立されて(大生立教大学教授委員長)、それに参加しました。

内科専門医というのは”専門性”そのものをとわれる専門医で、内科専門医会はそのあり方を考える”専門医”の会だったのですが、大生先生や野村先生(金沢大学医学部教授)がその中で、”プロフェッショナル”とはなにかということをお考えになり、彼らのお声がけであつまった会でした。

アメリカにはACPという組織があり、そこに専門医としての憲章があります。日本の内科専門医会も専門医憲章というのは随分前につくったようですが、それをあらためてはどうかということで、いろいろと議論しました。

その結果、浮き上がってきたことはたいへんシンプルで、内容もプリミティブです。

それは勉強を続けよう、正直であれ、とかそういうものです。英語ではintegrateというようで、訳すと”誠実である”ということのようです。誠実とは日々の行動も含めた生きる姿勢を表す言葉です。

そのなかにはプロフェッショナルが直面する”明確な答えのない問題”や”解決できない状況”への対処もふくまれます。

現代社会は平均年齢を考えればかつては想像もできないほどの寿命の延びを達成できました。この原因はなんであるかは充分わかっていないのですが、恐らく医学や医療もその延命に寄与していることでしょう(余計なことですが、日本でもっとも一人当たりの医療費が少ない県が最も長い平均余命です)。

そのなかで解決できない問題や直面する状況が数多くみられる事態となりました。脳死の問題、移植の問題、情報の不対称など。そのほかに医師の取り巻く環境、女性医師の増大、医学教育体系の変革、医師労働状況の変化、医師不足、医師偏在、医療体制、医療制度などなど。

これらの諸問題にどう対処するかということです。これは容易なことではありません。

いずれにしても誠実な対応、その場限りの取り繕った対応ではすまされないのだということ。

つまりプロフェッショナルの基本は、誠実な対応。それはひとつには明確な規範:プロとしての研鑽(だいそれたものではないのです)を日々すこしだけ続けること、直面する問題や状況に誠心誠意考えて対処すること。これがプロなのだろうと思うのです。

よく言われることですが、何々になることはできるが、何々であること(ありつづけること)は難しいと。父親になることはできるが、父親であることは難しいとか。

医師になることは、試験に受かればできます。しかし医師である、プロとしての医師であるためには、誠実な生き方を要求されるということでしょう。

私も医師でありつづけるための誠実な毎日を送りたいと日々願っています(時々こけますが)。

 


 
2007年10月5日(金)

インフルエンザ予防接種

来週からインフルエンザの予防接種を始めます。

もうそんな季節になったのか、と思うような日々もありますが、すでに季節は秋たけなわなのですね。

昨年は予防接種のおかげか、季節のせいか、インフルエンザがあまり流行しなくてよかったと思います。

今年も予防接種をして、インフルエンザへの罹患を予防しましょう。

予防接種をするとかからなくなると思う人が多いようですが、実際にはインフルエンザにかかります。ただしその症状が弱かったり、ほとんかかったという自覚がない状況だったりさせてくれるのが予防接種です。場合によっては普通にかかることもあります。

 とはいえ、予防接種は予防としてはすばらしい方法ですので、是非受診なさることをお勧めします。

今日では接種回数は成人の場合、基本的に1回です。

 


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2007年10月4日(木)

プロフェッショナル

 先日医療のプロフェッショナルな方々の番組がありました。それぞれにプロフェッショナルとしての姿勢に大変感服いたしました。

 私も医療の一端を担うものとして、プロフェッショナルであるための考えも一応は持っているつもりであります。しかしそれはテレビに出てくるような、”神の手”でもなんでもなく、医療の一部を担うべき一人としての自覚程度にすぎません(だから普通の医者なのですが)。

 私は現在開業医という仕事を選んでおりますが、私のところにお見えになる患者さんはみなごくありふれた、医療を要する状況をお持ちになっていて、私がおこなっております医療行為は、”この人でなければできない”というような特殊な治療や技術を要するものではありません。医者としてごく普通に拝見する病気です。つまり風邪であったり、下痢であったり、腹痛であったり、高血圧、脂質異常、糖尿病、そしてちょっとおちこんでいたり・・・、という方々です。

 医療を要する状況というのは幅広いものです。時には非常にまれな場面もあります。私も大きな施設で働いていたときはそんな場面にも何回かでくわしました。

しかし大多数の方々が必要としている医療は、日常的に、誰にでも起きうる状況であることが多く、テレビに映るわけでもありませんし、ことさらの感動を呼ぶものでもないでしょう。

 だからといって患者さんをないがしろにすることはしていないつもりです。自分の役割を、与えられたものと信じて、日々の業務を淡々とさせていただいています。お見えになった方々全員が再びお見えになることは無理としても、多くの患者さんが再来していただけるのは、医師としての、素朴な喜びです。

 それでもときどき、”神”であることを要求されるときがあります。

”今日、どうしても飲み会があるので、体調悪いから治してくれ、”とすごまれたり、

”仕事がいそがしいので、熱が39度でも働かなければならない。どうにかして、”とふらふらになりながらお願いされたり(こういうとき、お仕事を何とか終わらせて差し上げたいなぁ、と本心から思うのです)、

”今は普通でわるいところもないのだけれど、もっと健康でいたいから何とかして、”といわれたり、・・・。

 どの方々もそれぞれに困ってお見えになるわっけですから、何とか答えて差し上げたいとも思うのですが、不幸にして”神”ではないために、どうしようもできずに、右往左往してしまいます。このような場合、”はい、わかりました”ともいえず、”そんなことできないです”ともいえず、歯がゆい返事しかできない私は、やはり普通の医者だなあ、とつくづく思うのです(あとあと考えると、普通とかいうこと以前かもしれません)。


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2007年10月3日(水)

肥満と、それにともなう生活習慣病が心配な方に、治験へのご協力をお願いしています。

肥満と、それにともなう生活習慣病が心配な方に、治験へのご協力をお願いしています。

この治験の内容について、さらに詳しいことを知りたい方、この治験にご協力いただける方はお気軽にお問い合わせ下さい。

医療法人社団恒正会 そねクリニック
担当医 曽根 正好、曽根 玲子
03-3356-3888

詳細は治験資料をご覧下さい。
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※治験とは、患者さんいご協力いただいて、新しいお薬の有効性(効果)と安全性(副作用)を確認するための臨床試験です。ご協力者の権利(人権)や安全を最大限に守るために、国際的な基準や日本の法律に基づいて実施されます。