ピル処方

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ピルについて

ピルは経口避妊薬の通称です。英語ではOral Contraceptives(OC)といいます。保険適応ではないのですが医師の処方を必要とします。 毎日飲み忘れることなく服用することによって避妊効果は確実です。ピルを使うことで女性自らが自分の意思で避妊を選択することができます。

ピルの処方

ピルは初診時は1~2シート分お渡ししますが、副作用などが無い事が確認されれば最大12シートまで処方します。先ずはマーベロンを使用してみて、出血などの副作用が続く場合は他のピルに切り替えるというほうがよいと思います。

初診時は血液検査が必要になります
  • 血栓症の危険因子スクリーニングも含みます。
  • そのほかに貧血の有無、肝機能、脂質などを調べます。
  • 検査費用は3,400円(税込)です。

血液検査は年に半年ごとに実施されることをお勧めいたします。異常を調べるというより、服薬が安心してできるようにするためです。

ピルを処方できない方

ピルは比較的安全な薬ですが、以下のような場合には当クリニックでは処方できません。

  1. 服薬を自分勝手に変更してしまう場合
  2. 血栓症の危険がある場合または血栓症のリスクが大きい場合:禁煙できない、肥満が著しい、高血圧、年齢など。
  3. 出血などがピルでコントロール不可能であり、婦人科の専門医に診療してもらった方がよい場合
  4. 初診時の血液検査など、当クリニックの診療上のお願いをお聞き入れいただけない場合。
  5. その他、医師が服薬を継続しない方がよいと判断した場合。

サンデースタートピルについて

サンデースタートピルシンフェーズ(ノリニールT-28:2010年夏製造中止:同様の製剤シンフェーズになります)も導入しております。従来のピルを使用してもサンデースタートにすることは可能です。プラセボ期間を調節してサンデースタートにする方法がありますので、必要であればお尋ねください。

マーベロン処方について

マーベロンは1シート2,100円(税込)です。マーベロンは他の低用量ピルに比べ、頭痛、吐き気、肌荒れ、体重増加といった副作用の頻度が低いピルです。

頻度は少ないながらも副作用として服薬中に出血がみられることがあります。服薬時刻をおおよそ同じような時刻にしていただくことや、2,3シート服用していくうちに出血が収まることもありますが、場合によっては出血が止まらないこともありますので、その場合は医師にご相談ください。出血の頻度は100人に2,3人といわれています。なおマーベロン28のみを処方します(マーベロン21は原則として処方しません)。

ピル服用のタイミング

吐き気の副作用を抑えるためには就眠前でもかまいませんが、マーベロンの場合は吐き気の副作用がほとんどないので、就眠前に服用しなければならないことはありません。むしろ飲み忘れや服薬時刻が大きく違ってくるほうが困ることなので、起床時に服薬することをお勧めしています。服用と食事との関係は特別な指示はないので、空腹時に服用いただいてもよいと思います。

ピルの効果と副作用

ピルの効果

避妊効果の他に生理痛の軽減、にきびの改善(時に悪化します)などがあります。

大きな副作用

20歳台で1/10000位の確率で副作用が発生しています。ただし、なってしまえばどんなに確率が低くても罹患してしまったことになります。

乳がん

自然発生としても年齢とともに増加します。乳房の外側上方に好発します。集団検診の意義は最近疑問視されています。早期発見として自己検診(お渡しする小冊子を見てください)がもっとも有用です。

子宮ガン

性交感染症などの既往がある場合などは1年に1度は検診してください。そうでない場合は2年に1度で十分です。現在は区検診、社内検診などを利用してください。

血栓症

血栓症は突然の足のむくみ、呼吸困難などで発症します。喫煙、年齢、血栓傾向の抗体などが発症率を上昇させます。少しでも危険度を減らすために禁煙してください。

ピルの種類

21日タイプ、28日タイプ

21日タイプも28日タイプも薬は21日分だけです。28日タイプには次に飲む日まで忘れないために7粒の錠剤がついています。この7粒にはホルモンは含まれていません。当方では原則としてトリキュラー21、マーベロン21は処方しません。いずれも28製剤の偽薬部分を廃棄すれば21製剤と同じになります。

サンデースタート、デイワンスタート

ピルを最初に飲む際に日曜日からはじめるタイプをサンデースタート、生理開始日からはじめるタイプをデイワンスタートといいます。