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2011年3月26日(土)

薬がない:被災地および東京など

被災地に救援に行った医師の話ですが、薬がないので、救える命も救えない、慢性疾患が多いために、継続的な薬品の供給がないとどうしようもないということでした。特に糖尿病のインスリン、高血圧患者の降圧薬、透析などなど。

今回の災害による医療支援は通常の災害医療支援と多少とも異なるようです。

通常の災害支援は外科ないし整形外科的治療というべきか、外傷にともなう治療が多いのです。災害救助にむかった医療スタッフは寝る暇も惜しんで任務を全うしていると聞いています。

ところが今回の震災では、もちろん外傷も多いのですが、それ以上に、津波から逃れられた方々で高齢者しかも持病がある方の比率が極端に多いようです。

このため災害救助もさることながら、慢性疾患への日常的診療も継続的に行われるべきところ、医薬品の物流が滞ったため、医師や医療スタッフが災害救助の装備をしても、場合によっては十分機能せず、それよりも通常診療の医薬品がないことが大きな課題となっているようです。

すでに震災から2週間。時期的にも急性期疾患から慢性期疾患というか、避難した方々の通常の医療がすこしでもスムーズに行われるよう願っております。

持ち場を離れると(先日そのような状況になってしまったのですが)それだけで通常診療を受けている方にご迷惑をおかけしてしまうことことになり、持ち場を離れることはできないことが分かりました。粛々と業務を行っていくことが良いのだと思います。

 

 

一方で医薬品製造工場が震災によって稼働しなくなったために、チラージンという甲状腺疾患治療薬の供給がまったくされなくなりました。被災していない日本全国でこの薬がない状態となっています。また点滴用の輸液製剤も供給制限があったりします。