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2011年3月29日(火)

正確な情報伝達と情報の受け手

 

正確な情報伝達は大切ですが、なかなかそのようにつたわらないことが多いです。

こんかいの原発の情報もそうですが、正確を期すためにかえって話がぼけてしまう。しかし現実というのはそういうものなのですが、そのような確率論的状況をいくら正確につたえても、受け手がその情報を正確に受け取れない場合、正確な情報提供が帰って曖昧に聞こえてしまいます。

このようなとき、受け手の理解の範囲でしか、または受け手の都合にあわせて情報は受け渡されるのです。

たとえば薬ですが、薬の作用はそれぞれあるわけです。一方でどの薬も紙に書ききれないくらいの副作用が報告され、能書きいっぱいに記されています。お薬を飲む方のなかにはこの能書きを隅から隅までお読みになり、薬の副作用を評価なさる方もいます。

もし副作用だけを評価したならば薬は飲まない方がよいに決まっています。だからのまない人もたくさんいます。

これはほかのたとえもあります。外に出るとくるまがとおっているので、交通事故にあう可能性があるから、外に出ない、といっていることと同じような気がします。

今回の原発事故の情報発信も発信元が正確に発信するあまり(正確に発信しているものと信じておりますが)、作用ばかりでなく、良くないことまで正確に伝えてしまいます。

残念なことにこのような情報を私たちはどのように評価したらよいかの教育を十分受けていません。

情報というのは受け手の都合のよいように伝わってしまうのです。

そこで権威の方々が”正しい”と思われる解釈をしてただくわけですが、それによって安心したり、不審に思ったりするのです。

いずれにしても物事の良い部分と悪い部分をふくめて広い視野で評価できるように日ごろから訓練したいものです。