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2009年4月11日(土)

糖尿病 高血圧 治療 メディア

先日 以前から糖尿病で治療している方で、すこしA1Cがよくなったので、何か変化があったか、お聞きしたところ、

糖尿病というのは糖が高くなる病気なので、糖を食べなければ、糖尿病にならないという本を読んだという。

そこで、炭水化物つまり、お米、ラーメン、スパゲッティ、天ぷら、かつ、パンをやめたという。

・・・・・・。

私も以前から炭水化物と脂質の摂取を抑えれば、A1Cが良くなると、この患者さんには来院の度にお話していた。 お米、ラーメン、スパゲティ、天ぷらにフライ。

私が話していても、ほとんどA1Cは変わらなかった。

けれど彼がその本を読んだとたんに、私が指導していたことと同じことをした。

 ・・・・・。

 これっていったいどういうことか、と思った。

患者さんは私が指導していたであろうことと同じことを、本から知って実行したところ、A1Cが下がった。

 私の説明がわるいのがまず第1。伝わらなかったということだ。

これはこれで私のスキルの問題。

もうひとつ。今回は本であったが、ほかにもいろいろなメディアがある。それらに人は弱いのではないか、と考えた。

これはこれで、重くのしかかってきた。私たち自身もそのようなことに振り回されていることがおおいなぁ、と。

最近、利尿薬との配合薬(いわゆる合剤)が出回りだしている。先発はニューロタンとの配合錠でプレミネントが2年くらい前に発売された。最近ではエカード、コディオ。数カ月のうちにミカルディスと利用薬の配合錠(どれも利尿薬との合剤)が発売される。

サイアザイド系利尿薬はこれまで”これほど効かない、悪い薬”ということで、目の敵にされてきた。ところが今やそのサイアザイド系利尿薬との合剤を販売している。メーカーもどのようにプロモーションしていいのかまよってしまうであろう。

プレミネントが出た時に、ニューロタンよりもよく効くARB:プレミネントということであった。内実はサイアザイド系利尿薬が増えただけ。ARBそのものは何も変わっていない。

本来利尿薬は塩分摂取過多状態においてはやはり奏功する。日本人は塩分摂取過多だ。

しかし、今日まで目の敵だったのだ、利尿薬は(かわいそうに・・・)。なぜ?と思ったとき、先ほどのメディアがおおきくのさばっていたなぁ、と思った次第です。 

メディアも真実を語ってくれればいいのですが、時に思惑:リテラシーがあったりすると、混乱します。実際混乱のほうが多いかもしれません。 

 


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