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2007年11月8日(木)

宣伝される”理想の”薬たち

過剰な宣伝の健康用品が多い。

”10日間で◎kgやせる”、とか”男性回復のほにゃららら”、”理想の美肌を”、などなど。

いずれも”そうだったらうれしい”という文句が並ぶ。

一方で先日は血液さらさらの腕輪でつかまった人もいた。

いったい宣伝文句のような状況が本当に存在するのかどうか。

以前ある種のきのこで癌が治るということで大きく取りざたされたことがある。

”ほにゃららら服用10人の証言!!!癌が治る!!!”など。

もうこれだけで癌にかかっている方は飲んでみたくなる。私も弱い人間だから、そのような状況になったときは恐らくその言葉におどらされてしまうだろう。

冷静に考えれば、そのような”神の薬”は存在しないことはわかるのだが、冷静さを欠いてしまっている状況では判断はできにくい。ましてや不安である場合は藁をもすがる気持ちなのだ。

効果を判定するためには常に4つの状況を評価することで初めて可能である。

つまり、ある薬を①使って良い効果、②使って悪い効果、③使わなくて良い効果、④使わなくて悪い効果。

これらの比率として①使って良い効果、④使わなくて悪い効果が多くならなければならない。

同時に②使って悪い効果、③使わなくて良い効果が少なくなければならない。

しかも結果がどうであれ、使う人たち(①と②)と使わない人たち(③と④)がほぼ同数で、同じような人たちを対象にしなければならない。

上記の状況をクリアしてはじめて、効果があるかないか判定できる。

”ほにゃららら10人の証言!!!”で10人に効果があった(①の状況)けれども、一方で100万人は使っても効果がなかった(②の状況)場合、”10人の証言!!!”は何になるのでしょう。。

私たちは”ある行為=すべての結果”とシンプルに理解したい。でも全体をみるとそうでもないことも多々あるのです。

いつもこのような冷静な判断ができるようになりたいとは思うが、弱みを握られたりすると、そんな判断ができにくくなりますね。 ましてや”理想の肌”とか、いつも追い求めているものであったりすると、すぐ飛びつくのが人情でしょう。人情に立ち向かうのは易いことではありません。