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2007年6月2日(土)

ピル

ピルの効用はさまざまである。

1)避妊:最も希望する方が多いが、なかなか続かないことが多い。

2)生理痛の軽減、内膜症の治療:比較的多くの方が服用を開始する。生理痛の軽減効果が強いので服薬し続ける方が多い。

3)皮膚:にきびの対策として服用する。トリキュラー、アンジュ、トライディオールは男性ホルモン作用によってかえって肌荒れすることもある。マーベロンは皮膚の効果がもっともよいようである。ただし服薬が長期に及ぶことを懸念する人がいて、そのためにのみづづけることに抵抗する人もいる。

ピルの種類について

1)トリキュラー、アンジュ、トライディオール:同じものである。3相性。少ない量から中くらい、そして少し多い量になる。男性ホルモン作用がでて、肌荒れしてしまうことがある。短期的な副作用は吐き気、頭痛が多い。もちろん何の副作用も無い人はたくさんいる。長期的には性欲減退という場合がある。

2)ノリニール、シンフェーズ:少ない量から始まり多い量を飲んだ後にまた少ない量にもどる。少ない量に戻ったときに出血することがある。出血はトリキュラー系に比べると多い。頭痛、吐き気はトリキュラー系に比べると少ない。お肌への効果はそれないにある。持続的な出血で服薬し続けられないことがある。

3)マーベロン:極低用量ピルで、他のトリキュラー、ノリニールなどよりホルモン量が少ない。避妊効果は他のピルと変わりなし。吐き気、頭痛の副作用は最も少ないが、ある人もいる。ホルモン量が少ないのでどうしても出血しやすい。出血量はすくないが持続する人がいる。お肌への効果は最もよい。

4)オーソ:ノリニールの量の多いところを21日間服用するタイプ。安定している。ホルモンの量的には少し多い。出血は起こりにくい。頭痛、吐き気も多いほうではない。マーベロンににているがマーベロンのほうがホルモン量が少ないのでそのほうが好まれている。

ピル全般の注意

1)禁煙すること:これがもっとも大事。喫煙によって血栓症を引き起こす。命からがらであったり、時には命を奪われる。後遺症が残ることもある。水分をしっかりとったり、適度に運動することはよいとされている。血栓症の前駆症状はほとんどわからない。後になって”あの時の症状が・・・”とかんがえることが多い。

2)毎日同じ時刻に服用:朝起きたときに服用するほうがよい。急性の胃腸障害はないので。毎日同じ時刻に服用するとわずかな出血もなくなることもある。

3)忘れないように:毎日規則的に飲むこと。いい加減に飲むと効果が充分ではなくなる。避妊効果は抜群であるが、過信しないこと。

4)ピルに興味は無い先生にはかからない:薬剤を1種類しかおいていない、説明をしない、ピルの費用がべらぼうに高い、検診をしょっちゅう勧められる場合は、気をつけること。今年改定されたピル服用ガイドラインでは婦人科の診療ばかりでなく採血もほとんど不要であり、血圧だけ測ればよいような内容になった。そねクリニックでは確認のために年に2度くらいは体の調子を見る意味で血液、尿検査をしていただいている。


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