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2007年3月30日(金)

肥満の治療

肥満は食べるエネルギーよりも消費するエネルギーのほうが少ないときにおきます。

当たり前ですね。

食べ物が霞であれば”仙人”のようにスマートでいられますが、私たちが口にする食物では食べてしまえば消費しないかぎり、消えてなくなることはありません。

食べ過ぎた状況を治療する方法は現在のところご本人の生活習慣の改善以外にありません。

基本的に薬物療法はないのです。そうなのです。薬はないのです(現在のところ超肥満BMI35以上の方にお出しする薬はありますがこれとても一時しのぎです)。

そねクリニックでは肥満外来をしていますが、肥満外来を訪れる多くの方々がなにか良い”神様の薬”を求めていらっしゃいます。しかしそこで私が生活習慣の改善しかない、とお話しするとほとんどの方が落胆し、再度通院されることがありません。

ところがここでそんな状況にもめげずに通院なさる方がいらっしゃる。2週に1度お見えになっても生活状況のノートと体重の記録を見せて私と話すだけですが。こういう方は1年2年と経ってみるとやせている。

目に見えてやせることはありません。せいぜい体重の10%くらいでしょうか。

でもやせてくる。

何が変わったのかきいてみると、やはり生活習慣が変わったとおっしゃいます。どう変わったのかときくと、私の言うとおりにしたと。なぜすぐに生活習慣が変わらなかったのかときくと、できないと思っていたと。

私が拝見していて外来を重ねていくうちにわかるのですが、”これではいけない””何とかしよう””まず言われたことをやってみよう”なんていうステップをゆっくり歩んでいくように思えます。

つまりそねクリニックの肥満外来は励ましていたりすることだけのようです。スローフードならぬスロークリニックでしょうか。なので特別な費用もかかっていません。まず何でもよいから通ってみる、そこで考えてみる。

何かが起きればそのたびに新しい状況に対応するのですね。健康を守る基本です。